工具について


このページでは、ホビーエレクトロニクスに用いる 基本的な工具について、簡単に説明していきます。 実際に秋葉原や東急ハンズ、DIYショップなど、 工具を売っているお店に行き、実物を見ておくことが重要でしょう。

はんだごて・はんだ・こて台

まず、最も重要なのが、「はんだごて」と、「やに入りはんだ」です。 電子工作では、はんだづけで部品をいろいろとつなげていくわけですが、 これらはその時に使います。 はんだごてにもいろいろな種類がありますが、 セラミックヒーターはんだごてというものがよいでしょう。 電子工作には、通常、15W〜30Wくらいのものを使いますが、 トランスや無線のコネクタなど、低音でははんだづけしにくいものには、 80W以上のものを使う必要があります。 ボタンで、低音と高温を切りかえることのできるものを1本 持っていれば、どちらにも使えるので、おすすめです。2000円弱で買え るでしょう。

さらに、はんだごてを乗せる「こて台」と、汚れたはんだごての先をふく スポンジも用意しておきましょう。これは、スポンジ付きこて台が数百円で 買えるので、それを買うのもよいですし、無ければ、ジュースの缶をつぶし たもの(おいしいこて台)と雑巾でもよいと思います。

はんだ吸いとり線・はんだ吸いとり器

はんだをつけすぎてしまったり、 変なところにはんだをつけてしまったときのために、 はんだを吸いとってくれる、 これらのものを用意しておいたほうがよいかもしれません。 「はんだ吸いとり線」は、吸いとりたいはんだの上にこれをのせて、その 上からはんだごてで熱すれば、はんだが吸いとれるというもので、「はんだ 吸いとり器」は、熱したはんだを吸いとってくれるものです。

ニッパ

次に重要なのが、部品の足を切る「ニッパ」です。電子工作用には、 小さいものが使いやすいと思いますが、足の太い部品の足を切ろうとすると すぐ壊れてしまうので、大きいものも用意しておくべきでしょう。 また、プラモデル用のものを買わないように気をつけてください。

テスター

電圧、電気抵抗、電流などを測ることのできる器械です。 表示がディジタルのものとアナログのものがありますが、 好みで選んでよいでしょう。ただし、 値段の安いディジタルテスターは、 電流が測れないものがあります。

最近のものであれば、安物のアナログテスターでさえ、 ブザーによる導通チェック(つながっているとブザーが鳴る)機能が ついています。 これはよく使うので、ついているものを選ぶべきでしょう。

数千円で買えるので、ぜひ持っておくことをおすすめします。

ワイヤーストリッパー

これも、必ず持っている必要があるでしょう。 これは、被覆線の被覆をむくもので、 実際の工作には不可欠です。 熟練した人なら、無くてもニッパだけで何とかなりますが、 そうでない人は、ニッパなどで被覆をむくと、 中の芯線まで傷つけてしまいます。

ラジオペンチ・ピンセット

ラジオペンチは、部品の足を曲げたり、 その他いろいろなことに使うことのできる、 便利な工具です。 また、細かい作業をするときに使うピンセットも、 あると便利なものです。

ボール盤

プリント基板(配線が銅箔でプリントされているので、 被覆線などで配線する必要のない基板)を作るときには、 穴開け用に、小型ドリルを上下に垂直に動かすことのできる ボール盤も必要です。 ドリルだけで穴を開けて、ボール盤を使わないと、 穴が斜めにあいてしまって、 ICなどの足の多い部品がうまくささらなくなってしまいます。

さて、電子工作における工具について説明してきましたが、電子工作につ きもののケース加工では、また別の工具が必要になってきます。それらにつ いても少しふれておきましょう。

ドリル・シャーシパンチ・ハンドニブラ

まず、基板を固定したり、スイッチ、ボリューム、コネクターなどの部品 をケースに取り付けたりするために、穴を開ける工具が、ご存じ「ドリル」 です。プリント基板を作るときにもドリルは使いますが、ケース加工には、 それよりも大型のもののほうが使いやすいでしょう。 また、メーターなどを取りつけるため、大きな穴を開けたいときがありま す。このようなときには、小さな穴をたくさん開けて、それを、つなげて、 大きな穴にしますが、「シャーシパンチ」や「ハンドニブラ」を使えば、も っと簡単に大きな穴を開けることができます。 シャーシパンチは、大きな丸穴を開ける工具で、ハンドニブラは、はさみ のように金属を切ることができる工具です。どちらも、使う前に、直径1セ ンチくらいの穴を、ドリルとリーマなどを使って開けておく必要があります。

やすり・リーマ

これらは、ドリルなどで開けた穴をきれいにしたり、小さな穴を広げたり するために使います。 穴をきれいにする「やすり」にも、いろいろな種類がありますが、丸穴を 仕上げる場合には丸やすり、角穴を仕上げる場合には角やすりを使います。 「リーマ」は、ドリルで開けた穴を広げたい時に使う工具です。 うまく使えばきれいな丸穴を開けることができます。

ドライバー

基板を固定するときなど、ねじを使うときや、 半固定抵抗などの調整に使うので、 「ドライバー」を用意しておきます。 ねじと違う形・大きさのものを使うと、 ねじ山をこわしてしまうことがあるので、 +−、大小、数種類をセットにして持っておきましょう。

スパナ

ナット・ボルト、などをしめるときに使うものです。

以下は、木工・その他で用いられるものです。 ふだんの電子工作では、あまり使うものではありません。

のこぎり

木を切る道具です。木を切る方向によって、 用いる刃が違うことに注意してください。

ハンマー(とんかち・げんのう)

くぎを打つとき、などに使います。

かんな

木をけずるものです。

以上、よく使う工具を挙げました。経験からいえば、どの工具も、 だいたい、値段相応、と思えば間違いないでしょう。 ただ、あまり高級なものばかりをそろえようとすると、 お金がいくらあっても足りませんので (ニッパー1つで1万円以上するものもある)、 予算にあわせて、それなりのものを買うとよいでしょう。
ホビーエレクトロニクス・ベースページ | 木村光範ホームページ
ご意見ご感想など、何かございましたら、お気軽に 電子メールをください。

mkimura@trans-nt.com