[Resistor]抵抗器


抵抗器という部品(普通、略して、「抵抗」と呼びます。)は、 電気抵抗(電流の通しにくさ;両端の電圧を流れる電流 で割った値、単位はΩ(オーム))を与える電子部品です。

抵抗には、それぞれ、与える電気抵抗の大きさ(抵抗値)がありますが、 数字を直接書けないような小さい抵抗器には、それを数字で表示できません。 どのように表示しているのかといえば、 色のついた4本の線(カラーバー)が入っていて、 それがこの抵抗の値、誤差を表しているのです。 これをカラーコードと呼びます。 最もよく使われるカーボン皮膜抵抗器もカラーコードを使っているので、 これを覚えておくことは非常に重要です。そこで、 この4本が表している数をまとめてみました。


カラーコード表

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┃色│第1色帯│第2色帯│第3色帯(乗数)│第4色帯(許容差)┃
┠─┼────┼────┼────────┼─────────┨
┃茶│ 1  │ 1  │ 10の1乗  │   ±1%   ┃
┃赤│ 2  │ 2  │ 10の2乗  │   ±2%   ┃
┃橙│ 3  │ 3  │ 10の3乗  │         ┃
┃黄│ 4  │ 4  │ 10の4乗  │         ┃
┃緑│ 5  │ 5  │ 10の5乗  │  ±0。5%  ┃
┃青│ 6  │ 6  │ 10の6乗  │  ±0。25% ┃
┃紫│ 7  │ 7  │ 10の7乗  │  ±0。1%  ┃
┃灰│ 8  │ 8  │ 10の8乗  │         ┃
┃白│ 9  │ 9  │ 10の9乗  │         ┃
┃黒│ 0  │ 0  │ 10の0乗  │         ┃
┠─┼────┼────┤        │         ┃
┃金│    │    │ 10の−1乗 │   ±5%   ┃
┃銀│    │    │ 10の−2乗 │   ±10%  ┃
┃無│    │    │        │   ±20%  ┃
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ではためしにカラーコードが第1色帯から順に 茶 黒 赤 金 だったとし たらどのくらいの抵抗値になるかわかりますか。

茶 … 1 黒 … 0 赤 … 2 金 … ±5%

10 × 10^2 = 1000(Ω) = 1(KΩ)

よって、1(KΩ)±5%、となります。つまり、
[第1色帯の色(10の位)第2色帯の色(1の位)] × 10の[第3色帯の色]乗 (Ω)

という計算方法を用いています。

どうです、わかりますか。 では、3つほど問題をあげてみますので、考えてみてください。

  1. 黄 紫 黄 金
  2. 青 灰 茶 金
  3. 茶 黒 金 金
さらに細かく分けるために、線が5本入っているものもあります。 このときははじめから3本をそのままよみ、 4番目で、乗数をかけてやり、5本めに誤差が入っている という見方をします。

耐電力

一般に、抵抗器で消費した電力 (抵抗の両端の電圧に、流れる電流をかけたもの)は、熱に変わります。 このとき、抵抗の種類によって決められた、耐えられる最大の電力 (耐電力と言います)を越えていると、 抵抗器から火が出たりすることもあります。恐いですね。 普通のディジタル回路など、消費電力が少なくてよい場合、 入手しやすい(=安い) 1/4Wか1/8Wの耐電力のものを使うことが多いです。 電源などを作るときなどには、もっと大きな電力にも耐えられるものを 使うことが必要になるかもしれません。 回路を設計するときは、耐電力には余裕を持って設計してください。

抵抗器の種類

用途によってさまざまな抵抗器が用意されています。

カーボン皮膜抵抗器
一般用で、安価なので、最もよく使われます。
セメント抵抗器、酸化金属皮膜抵抗器
大電力用です。大きいので、耐電力、抵抗値は刻印されています。
金属皮膜抵抗器
高精度を求めるときに使います。線が5本あるタイプです。
集合抵抗器
抵抗器をいくつか(4〜10個くらい)まとめてICのような形にしたものです。 DIP型のものと、抵抗器の片方を内部で接続して1本にしたSIP型のものが あります。マイコン回路など、似たような用途に多くの抵抗器が 必要な場合、用いられます。
半固定抵抗器、可変抵抗器(ボリューム・VR)
抵抗値が変えられる抵抗器のことです。 半固定抵抗器は基板にはんだ付けして使い、微調整などの用途で用いられます。 可変抵抗器は主にケースに取り付けて使い、 しょっちゅう抵抗値を変える用途に使います。
その他、いろいろな種類があります。
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